大切なのは温度管理
冷凍輸送の技術が発達したことによって、特定の地域でしか食べられないようなものでも遠方まで運べるようになってきています。国内だけではなく、国外からさまざまな食品が輸送できるようになったのも、冷凍輸送の技術が発達したからこそできることです。そして冷凍輸送を行ううえで特に大切な点の1つが、温度管理を徹底するという点です。特に冷凍品の場合、輸送中に大きく温度が上昇するようなことがあると、品質が劣化してしまう可能性もあります。そのような状態を防ぐためにも、食品を運ぶ車両で一定の温度を維持できる環境を整備することが大切です。一定の温度を保つために、必要な設備を確保することが冷凍食品を運ぶ環境を整えるための第一歩です。
搬入や搬出時の温度管理にも注意すること
冷凍輸送で大切なのは、車両で食品などを運んでいるときの温度管理のみというイメージを持っている方も多くいます。ですが輸送中に注意していたとしても、搬入や搬出時の管理がずさんだと冷凍していた食品などの温度が一時的に上がってしまうこともあります。運搬中の温度管理が適切でも、搬入や搬出時に温度が上がってしまったら、そこまで冷凍の環境を保ってきた意味がなくなります。そのため冷凍輸送の質を高めるためには、運んでいる最中だけではなく、搬入や搬出時の温度管理にも気を使うことを忘れないようにしましょう。搬入や搬出時の温度変化を減らすために、倉庫と車両の荷台を連結するドックシェルターやエアカーテンの利用を検討することも大切です。
